Raspbianのホスト名を変更する手順

Raspbianをインストールした時点だと、ホスト名が raspberrypi となっています。
これを変更する手順を以下の記します。


スポンサーリンク

動作確認を行ったRaspbianのバージョン

$ lsb_release -cd
Description:   Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Codename:      buster

ラズベリーパイのホスト名を変更する

ホスト名の変更方法について以下にいくつか紹介します。

GUIを使ってホスト名を変更する

Raspbian Desktop をインストールしていればGUIによるホスト名の変更が可能です。

  1. メニューから「Raspberry Pi の設定」をクリックします。
    01.png
     
  2. Raspberry Pi の設定 画面が表示されるので、「システム」タブのホスト名を変更し「OK」ボタンを押せば設定作業は完了です。
    02.png
     
  3. ホスト名を反映するには再起動が必要です。
    03.png
     

ホスト名変更により、以下の2つのファイルの設定が変更されています。 $ cat /etc/hosts

127.0.0.1	localhost
::1		localhost ip6-localhost ip6-loopback
ff02::1	ip6-allnodes
ff02::2	ip6-allrouters

127.0.1.1	pi3p

$ cat /etc/hostname pi3p

CUIによるホスト名変更

raspi-configコマンドを使用してホスト名を変更する手順を以下に記します。

  1. ターミナル t.png を起動します。
  2. raspi-configコマンドを入力しEnterキーをおして実行します。
    sudo raspi-config
  3. raspi-config画面が表示されるのでカーソルキーの下を押し、2 Network Optionsにフォーカスを移動しEnterキーを押します。
    11.png
     
  4. N1 Hostname にフォーカスがあることを確認し、Enterキーを押します。
    12.png
     
  5. ホスト名についての注釈が表示されます。Enterキーを押します。
    13.png
     
  6. 新しいホスト名を入力しEnterキーをします。
    14.png
     
  7. タブキーを2回押し、<Finish>にフォーカスを移動しEnterキーを押します。
    15.png
     
  8. 設定反映のために再起動するかどうかのメッセージが表示されます。
    16.png
     

ホスト名変更により、以下の2つのファイルの設定が変更されています。

$ cat /etc/hosts
127.0.0.1	localhost
::1		localhost ip6-localhost ip6-loopback
ff02::1		ip6-allnodes
ff02::2		ip6-allrouters

127.0.1.1	raspi3p
pi@pi3p:~ $ cat /etc/hostname
raspi3p

直接 /etc/hosts, /etc/hostname を編集

上記のGUIによるホスト名の変更とraspi-configコマンドによるホスト名の変更は
/etc/hostsと/etc/hostnameを変更し、設定反映のために再起動を促されます。

テキストエディタを使って、直接編集し再起動すればホスト名が反映されます。
変更箇所は以下の2つです。

再起動にて設定内容が反映されます。

以上、ラズベリーパイ Raspbianのホスト名変更の手順でした。


スポンサーリンク

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS