本記事はRaspberry Pi 3 Model b+に Raspbian Stretch with desktop and recommended software をインストールした時の手順です。
尚、作業はWindowsパソコンで行いました。
本資料は、RaspbianイメージをmicroSDに書込み起動するまでの手順です。
初回セットアップについては、以下のリンクを参照ください。
「Raspbian・Stretchの初期(初回)セットアップ手順」
Raspbianをインストールするために以下の準備が必要です。
RaspbianはDebianのStretchをベースとして作成されたOSです。
ダウンロードしたファイルが改ざんや壊れていないかを確認します。
尚、本作業は特にしなくても構いません。
提供されているダウンロードファイルが正しいかどうかを確認する方法を以下に記します。
ハッシュ値が出力されるまで少々時間がかかります。
PowerShellを使えば簡単に調べることができます。
PowerShellを起動し、以下のコマンドを実行するとSHA256のハッシュ値が出力されます。
Get-FileHash -Algorithm SHA256 ダウンロードしたファイル
実際に実行したときの出力です。
PS C:\Users\sakura> Get-FileHash -Algorithm SHA256 .\Downloads\2019-04-08-raspbian-stretch-full.zip Algorithm Hash Path --------- ---- ---- SHA256 A3CED697CA0481BB0AB3B1BD42C93EB24DE6264F4B70EA0F7B6ECD74B33D83EB C:\Users\sakura\Downloads\2019...
英小文字で出力にしたい場合は、以下のようにすればよいでしょう。
(Get-FileHash -Algorithm SHA256 ダウンロードしたファイル).Hash.toLower()
sha256sumコマンドを利用すればファイルのハッシュ値を出力できます。
実際の実行したときの出力です。
$ sha256sum 2019-04-08-raspbian-stretch-full.zip a3ced697ca0481bb0ab3b1bd42c93eb24de6264f4b70ea0f7b6ecd74b33d83eb 2019-04-08-raspbian-stretch-full.zip
用意したmicroSDを初期化し、Raspbianのイメージを書き込みます。
microSDの初期化には、推奨されているSD Memory Card Formatterを利用しました。
以下のリンクにてSD Memory Card Formatterの入手およびSDカードの初期化に関しての記事を公開していますので参照してください。
SD Memory Card Formatterにより初期化したmicroSDカードにRaspbianイメージを書込みます。
以下のリンクにてEtcherの入手および使い方に関しての記事を公開していますので参照ください。
ダウンロードしたZIPファイルは解凍してください。
拡張子がimgのファイルが展開されますので、このファイルをEtcherを使ってmicroSDに書込みます。
ダウンロードしたRaspbianのzipファイル解凍(展開)で失敗した場合は、推奨されている7-Zipを利用してみてください。
7-Zipに関しては以下のリンクで記事を公開しています。
Raspbianを書き込んだmicroSDをラズベリーパイに挿し、電源を入れるとブート画面が表示されます。
しばらくすると以下の画面が表示されます。
ラズベリーパイでRaspbian Stretchが動作しました。
以降の初期設定に関しては、以下のリンクに記事を公開しています。
以上、RaspbianをmicroSDカードに書き込みラズベリーパイで起動するまでの資料でした。