Raspbian Desktop を使っていてちょっとしたサーバ代わりに使い始めたときに固定IPに変更したいなぁ。
と思われた方、GUIによる操作で簡単に無線LANのIPアドレスをDHCPから固定IPに変更することができます。
以下に操作手順を記します。
$ lsb_release -cd Description: Raspbian GNU/Linux 10 (buster) Codename: buster
ラズベリーパイは既にWi-Fiにて接続できていること。
これは、アクセスポイントの設定をそのまま利用するためです。
アクセスポイントの設定は以下のファイルに記載されています。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
以下の手順で無線LAN(Wi-Fi)を固定IPに変更することができます。
作業前に現在のIPなど情報収集します。
ラズベリーパイの無線LANを固定IP化するための前作業です。
現在の無線LANに関するネットワーク情報を収集します。
cat /etc/resolv.conf | grep nameserver以下のような出力(192.168.1.1)がされますので、メモしておいてください。
$ cat /etc/resolv.conf | grep nameserver nameserver 192.168.1.1
ip route show以下のような出力(192.168.1.1)がされますので、メモしておいてください。
$ ip route show default via 192.168.1.1 dev wlan0 proto dhcp src 192.168.1.55 metric 303 192.168.1.0/24 dev wlan0 proto dhcp scope link src 192.168.1.55 metric 303
hostname -I以下のような出力(192.168.1.55)がされます。
$ hostname -I 192.168.1.55 2408:210:236b:e600:b226:e4de:abcd:abcd
以下の手順で無線LANのIPアドレスを固定IP化します。
Ipv4 Address | Router | DNS Servers |
192.168.1.181 | 192.168.1.1 | 192.168.1.1 |
以上、ラズベリーパイの無線LANのIPアドレスを固定IPに変更し有効にする手順でした。