ラズパイを先に電源を入れ、ディスプレイ(HDMI)を後からつけると映らない場合の対処方法

ラズベリーパイを先に電源をつけ起動後、HDMI接続のディスプレイをつけると映らない場合の対処方法です。
この原因は、ラズベリーパイは起動後、HDMI接続されているディスプレイがあるかどうか確認し、
無いと認識した場合は、コンポジット出力に切り替わるそうです。
なので、HDMI出力のみにする設定を行います。

使用OSおよび使用機器

config.txtのhdmi_force_hotplugを修正する

ラズベリーパイをの設定ファイルは、config.txtになります。
これはPCではBIOSの設定に相当します。
※ラズベリーパイにはBIOSはありません。
この設定ファイルに hdmi_force_hotplug が記述されているので修正します。

  1. ターミナル(端末) t.png を起動します。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    既存の設定ファイルのバックアップを取ります。
    sudo cp -pi /boot/config.txt /boot/config.txt.org
  3. /boot/config.txtの修正を行うため、テキストエディタでconfig.txtを開きます。
    使い慣れたテキストエディタで編集してください。
    ターミナルから以下のコマンドを入力しEnterキーを押し、config.txtを開きます。
  1. hdmi_force_hotplug の場所を探します。
  2. hdmi_force_hotplugの修正を行います。
    • 修正前
      #hdmi_force_hotplug=1~
      02.png
    • 修正後(#を削除しています)
      hdmi_force_hotplug=1~
      03.png
  3. 修正が完了したら、上書き保存しテキストエディタを終了します。
  4. 再起動します。

解像度がおかしくなった場合の対処

上記の設定により、HDMIディスプレイをあとから電源をいれても表示されるようになりますが、
解像度がおかしくなりました。
以下のGUI操作で修正します。

  1. 「メニュー」内にある「設定」をクリックします。
  2. 「Raspberry Piの設定」をクリックします。
  3. 以下のキャプチャのように画面からはみ出ている場合は、Altキーとマウスの左ボタンを押しながらマウスを移動すればウインドウ全体が移動します。
    もし、うまくできないようであれば、Alt + (R) を押してください。
  4. 「解像度の設定(R)」をクリックします。
  5. 該当する解像度を選んでOKボタンを押します。
    該当する値のディスプレイ設定がない場合は、似た値の設定を選びます。
  6. 「Raspberry Piの設定」画面で「OK」ボタンを押すと再起動を促すメッセージが表示されるので再起動します。
    先ほど、該当する解像度がなかった場合は、再度上記の「メニュー」→「設定」を行います。
    解像度一覧が増えているはずです。

以上の操作で、HDMI接続のディスプレイを後からつけてもラズパイから画面が表示されるようになります。


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