Raspbian busterにSQLite3をインストール †
本記事では、ラズベリーパイのRaspbian busterにSQLite3をインストールし、
データベースファイル作成、テーブル作成およびSQLを実行までの記事になります。
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使用した環境 †
SQLite3パッケージをインストールする †
LXTerminal を使ってaptコマンドでSQLite3をインストール手順になります。
- SQLite3パッケージインストール前に以下のコマンドを実行しアップデートを実施します。
sudo apt update
sudo apt -y upgrade
- SQLite3パッケージを以下のコマンドを実行しインストールします。
sudo apt install sqlite3 -y
ちなみにインストールするSQLite3パッケージの情報は以下の通りです。
apt showコマンドで確認することができます。
$ apt show sqlite3
Package: sqlite3
Version: 3.27.2-3
Priority: optional
Section: database
Maintainer: Laszlo Boszormenyi (GCS) <gcs@debian.org>
Installed-Size: 2,278 kB
Depends: libc6 (>= 2.28), libreadline7 (>= 6.0), zlib1g (>= 1:1.2.0), libsqlite3-0 (= 3.27.2-3)
Suggests: sqlite3-doc
Homepage: https://www.sqlite.org/
Download-Size: 839 kB
APT-Sources: http://ftp.jaist.ac.jp/raspbian buster/main armhf Packages
Description: Command line interface for SQLite 3
SQLite is a C library that implements an SQL database engine.
Programs that link with the SQLite library can have SQL database
access without running a separate RDBMS process.
注意
今回インストールしたSQLiteはバージョン3になります。(SQLite3)
SQLiteのバージョン2のパッケージ名はsqliteになります。
SQLite3を起動しテーブル作成とSQL実行 †
SQLite3は起動時にデータベースファイルを引数に渡すと、それがデータベースファイルになります。
SQLite3の起動とデータベースファイルの作成 †
データベースファイルを作成してみます。
- 以下のコマンドを実行します。
sqlite3 db.sqlite3
実行時の出力になります。
$ sqlite3 db.sqlite3
SQLite version 3.27.2 2019-02-25 16:06:06
Enter ".help" for usage hints.
sqlite>
- .quit を入力しSQLite3を終了します。
sqlite> .quit
- データベースファイルが作成されています。
$ ls *.sqlite3
db.sqlite3
以上のように、sqlite3コマンドにデータベースファイルを指定し、無ければ作成され
存在すればそのデータベースファイルを使うことになります。
テーブル作成 †
以下の手順で上記で作成したデータベースファイルにテーブルを作成してみます。
- db.sqlite3を使用するため、以下のコマンドを実行します。
sqlite3 db.sqlite3
- 以下のように出力されます。
$ sqlite3 db.sqlite3
SQLite version 3.27.2 2019-02-25 16:06:06
Enter ".help" for usage hints.
sqlite>
- テーブルを作成します。
sqlite> create table t ( id integer primary key, type text);
- .schemaコマンドを使って、テーブルが作成されているか確認しました。
sqlite> .schema t
CREATE TABLE t ( id integer primary key, type text);
データのINSERTとSELECTのSQLを実行しみる †
上記でデータベースファイルおよびテーブルの作成を行いました。
以下では作成したテーブルにデータをINSERTしSELECTしてみます。
- 3レコード分のINSERTを実行します。
sqlite> insert into t(type) values('Raspbian'),('UbuntuMate'),('CentOS');
- SELECTでINSERTした内容を確認します。
sqlite> select * from t;
1|Raspbian
2|UbuntuMate
3|CentOS
以上、ラズベリーパイにSQLite3をインストールし動作確認までの記事でした。
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